エッセイ | ことぱ舎
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笑う姿を見てて、うれしい

 わたしがショッピングモールを泣きながら歩くとき。それは、プレゼントを探しているときだ。プレゼントをあげることだけが決まっていて、なにをあげるかがどうにも決まらない。そういうときに、いろんなお店をウロウロと歩き回ればアイ…

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オッケー、愛情だけ受け取るね

 先にことわっておくけれども、これから書くことは断じて暗喩ではない。いくらわたしが詩人だからといって、ぜんぶの言葉に含意があると思ったら大間違い。いや、むしろ詩人だからこそ、書かれた言葉を言葉の意味そのままに受け取ること…

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俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって

 と言われると、むっ、と思う。どれほど普段信頼している相手であっても、ここから先は少し用心して聞かなければいけないぞ、という構えになる。 「彼女はすぐ感情的になって、困るんだよね。そうなるともうこっちの言うことも聞いてく…

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わたしはね、もう、これでいくのよ

 結婚して二年になるが、遊びで愛をやっているわけではない。  夫がわたしのなにに惹かれて結婚したのかは一向に合点がいかないままだが、夫がいまわたしにされて最も不快で、悲しくて、自尊心を傷つけられることがなにかはわかる。そ…

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またトイレの電気がついていたよ

 結婚して二年になるが、遊びで愛をやっているわけではない、という意地のようなものがありつづけている。  わたしが忘れっぽくてそそっかしいので、夫は何度も同じことを注意しなくてはいけない。部屋を出るときには電気を消すこと。…

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しゃべりたいことがたくさんあるのよお

 国語教室を開く前は個人で家庭教師をしていた。家庭教師は家庭教師ですてきな仕事で、好きだった。指導自体はもちろんとしても、よその家に入っていって、外国のお茶を出していただいたり、小型犬にメンチをきられたり、エレベーターが…

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