先にことわっておくけれども、これから書くことは断じて暗喩ではない。いくらわたしが詩人だからといって、ぜんぶの言葉に含意があると思ったら大間違い。いや、むしろ詩人だからこそ、書かれた言葉を言葉の意味そのままに受け取ることの重要性を訴えたい。常識、社会的な文脈、暗黙の了解、くそくらえ。馬と書いてあったらそこには馬がいて、愛と書いてあったらそこには愛がある、愛がなにかはわからなくともひとまず愛なるものが現実にあると仮定する、そのような素直さをもってはじめて詩が読めてくるものじゃないか。深い意味を読み取ろうとすればするほど、意味そのものからは遠く離れてしまう、そんな痛い思いは、日頃のコミュニケーションだけで十分でしょう。
ここまで前置きをすれば大丈夫だろう。それでは聞いてください。
夫のへたなマッサージで、もっと気持ちよくなりたい。
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それに伴い、このエッセイもお引っ越しします。
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