エッセイ集『夫婦間における愛の適温』が発売されます! | ことぱ舎
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詩と読みものReadings

エッセイ集『夫婦間における愛の適温』が発売されます!

これまで百万年書房Live! さんで連載してきたエッセイが、「暮らし」レーベルから刊行されることになりました!

『夫婦間における愛の適温』向坂くじら(百万年書房)

ご購入はこちら(百万年書房公式ショップ)↓
https://millionyearsbk.stores.jp/items/6493bdb49475d4002be12f5e

三年前に結婚した夫のこと、料理や家事のこと、仕事のこと、国語教室「ことぱ舎」での生徒とのやりとり、友だちとのやりとり……などについて連載してきたエッセイに、書き下ろしと詩(いくつも!)を加えたものです。タイトルは編集の北尾さんから提案していただいたのですが、たしかに、夫のことにかぎらず人の前に立たされる時、いつも「愛の適温」のことを思い、悩まされてきた気がします。

発売は7/31予定。たくさんのご予約お待ちしております!

 

●詳細

暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか?

暮らし04 『夫婦間における愛の適温』向坂くじら
百万年書房

四六変型判
縦118mm 横188mm 厚さ13mm
重さ 200g
204ページ

価格 1,700円+税

デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。
現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。

「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より)

<目次>

オッケー、愛情だけ受け取るね
わたしはね、もう、これでいくのよ
おおむね、ね(笑)
俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって
飢えなのです
合理的に考えて、死んだほうがマシである
わたしは、その顔あんまり好きじゃないな
歌を歌っていましたか
昼下がりが/部屋を/包んだ
目のあわない距離
「そっちでいくのかよ」
ものをなくしつづけて生きている
彼岸
笑う姿を見てて、うれしい
ああ、また、わたしが間違っていたのだな
熱が出ると
いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね
うちではお手伝いひとつしなかったのにね
あいをたいせつにね!
ごめんね、ハイジニーナちゃん
関西弁で、しゃべってみたいわあ
あんまり、遅くならずに帰ってこようね
なんでこんなところにいるんだっけ